ペン習字におすすめのボールペンの選び方|太さ・インク・軸の見方

太さや軸の違うボールペンが練習帳の横に並んだアイキャッチ

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ペン習字を始めようと思ってボールペン売り場に行くと、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。

結論から言うと、ペン習字におすすめのボールペンは「太さ・インク・軸」の3つを見れば、自分に合う1本がしぼれます。

ここでは、練習用と本番用に分けて選ぶ方法と、試し書きで見るところをお話しします。

目次

ペン習字のボールペンは「太さ・インク・軸」で選びます

先に結論

ペン習字用のボールペンは、0.5ミリ前後の太さを目安に、書き味の合うインクと握りやすい軸を選ぶのが基本です。
特定の商品を探すより、この3つの基準で書き比べるほうが、自分に合う1本が見つかります。

『人気のボールペンを買えば字がきれいになるのでは?』と思う方も多いはずです。

ただ、同じボールペンでも、手の大きさや筆圧によって書きやすさは変わるんです。

だからこそ、見るところを決めて選ぶのが近道になります。

例えば、売り場でこんなやりとりを思い浮かべてみてください。

「どれも書きやすくて、決められなくて」

「それなら、自分の名前を書いて、いちばん形が整って見えるものにしましょう」

基準が1つあるだけで、迷う時間はぐっと減りますよ。

見るところ何が変わる?選ぶ時の目安
太さ字の細かさ、止め・はねの見え方0.5〜0.7ミリ前後が練習によく使われる
インク書き味のなめらかさ、にじみ油性・ゲル・低粘度油性で書き比べる
軸握りやすさ、線の安定指が自然に収まる太さと重さ

太さの数字は、あくまで目安です。

練習帳のマス目の大きさや、ふだん書く字の大きさによって、ちょうどいい太さは少し変わります。

筆圧の強さでも合うボールペンは変わる

自分の筆圧が強いか弱いかも、ボールペン選びのヒントになります。

筆圧のタイプ起きやすいこと試してみたい選び方
強め紙に跡が残る、手に力が入るなめらかなインクで軽く書けるもの
弱め線がかすれる、薄く見える軽い力でも濃く出るインク
ふつう大きな困りごとは少ない太さと軸の握りやすさを優先

『自分の筆圧がどれか分からない』という方は、書いた紙を裏返してみてください。

裏まで跡がはっきり残っていれば、筆圧は強めです。

練習用と本番用で分けるボールペン選びのチェック表

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

ペン習字のボールペンは、「練習用」と「本番用」で求めることが少し違います。

2本に分けると選びやすい

練習用は、止め・はね・払いの形が見やすく、長く書いても線が安定するもの。
本番用は、書く紙ににじまず、場面にふさわしい太さで読みやすいものを選びます。

ペン習字のボールペンを練習用と本番用に分けて選ぶチェック表の図解
チェック項目練習用で重視本番用で重視
太さ0.5ミリ前後で形が見えやすい書類なら0.5、宛名なら少し太めも
インクなめらかで線がかすれないにじまず乾きが早い
軸長く握っても疲れにくい練習用と持った感じが近い
替え芯手に入りやすく気軽に替えられる本番前に新しい芯にできる
色黒(お手本と見比べやすい)書類や宛名に合う黒

例えば、練習は0.5ミリのボールペンで行い、年賀状の宛名だけ少し太めで書く、という分け方です。

同じボールペンの仲間なので、太さが変わっても字の形は崩れにくいんです。

1本で済ませたい時の考え方

『2本も持ちたくない』という方は、本番で使うボールペンで練習するのがいちばん確実です。

練習した字の形が、そのまま書類や宛名に出せますよね。

その場合は、表の「本番用で重視」の項目を満たすものを選んでみてください。

本番の前には替え芯を新しくしておく

使い込んだボールペンは、書き始めにインクがかすれることがあります。

大事な宛名や書類を書く前には、替え芯を新しくするか、別の紙で数回試し書きしておくと安心です。

太さとインクはどう選ぶ?書き味のちがい

太さとインクは、書いた線の見え方に直結するところです。

太さは「書く字の大きさ」に合わせる

細すぎると紙に引っかかる感じが出やすく、太すぎると小さな字の画がくっついて見えます。

練習帳のマス目に書いてみて、払いの先がつぶれないかを見るのがいちばん分かりやすい方法です。

書く場面合いやすい太さの目安
練習帳・書類の小さな枠0.5ミリ前後
住所・名前などふだんの大きさ0.5〜0.7ミリ前後
はがきの宛名・大きめの字0.7ミリ前後かそれより少し太め

ペン習字の練習帳は、マス目が小さめに作られていることが多いです。

迷ったら、まず0.5ミリ前後から試してみて、窮屈に感じたら少し太めに替えてみましょう。

インクは「滑りやすさ」と「にじみ」で選ぶ

ボールペンのインクには、油性・ゲル・低粘度油性などがあります。

それぞれ書き味が違うので、何本か書き比べてみるのがおすすめです。

なめらかなインクの良いところ
  • 軽い力でも線がはっきり出る
  • 曲線をスムーズに書きやすい
  • 長く書いても手が疲れにくい
なめらかなインクで気をつけたいところ
  • 滑りやすく、止めが流れやすい
  • 紙によってはにじむことがある
  • 乾く前に触るとこすれることがある

ゲルインクは、くっきりした濃い線が出やすいと言われます。

油性インクは、紙にしっかり定着して書類に使いやすいことが多いです。

『どれがいいのか分からない』という場合は、ふだんの書類に書いて、乾き方とにじみを確かめてみてください。

よくある失敗

なめらかさだけで選んで、止めの位置でペン先が止まらず、字がふにゃっとしてしまうケースです。
書き味が軽すぎると感じたら、少しだけ抵抗のあるインクに替えてみましょう。

インクの色と乾きやすさも見ておく

練習は黒で行うのがおすすめです。

お手本の多くは黒で書かれているので、並べて見比べやすくなります。

左手で紙を押さえながら書く方や、左利きの方は、書いたそばから手がこすれやすいですよね。

その場合は、乾きの早いインクを選ぶと、書いた字が汚れにくくなります。

軸の太さ・重さ・グリップを確かめる

ボールペンの軸は、線の安定に関わる大事なところです。

『軸なんてどれも同じでは?』と思われがちですが、実は書きやすさがかなり変わります。

軸を選ぶ時のチェック
  • 親指と人差し指で軽くはさんだ時に、指が自然に収まる
  • 握った時に、ペン先が見えやすい
  • 少し長く書いても、力を入れすぎずに書ける
  • 軸の重さが、手の中でふらつかない
  • ノック式・キャップ式など、使う場面で扱いやすい

細い軸は細かい動きがしやすく、太い軸は力を抜いて書きやすい傾向があります。

どちらが合うかは手の大きさや持ち方でも変わるので、店頭で握り比べてみるのが近道です。

持ち方の基本は、親指と人差し指で軽くはさみ、中指で下から支える形です。

この持ち方で無理なく握れるかを、軸選びの目安にしてみてください。

ノック式とキャップ式、どちらが練習向き?

どちらでも練習はできるので、使う場面で選んでかまいません。

職場で何度も出し入れするならノック式が便利です。

キャップ式は、キャップを軸の後ろにつけた時の重さの変化も含めて、握った感じを確かめておきましょう。

ボールペンの軸の太さ・重さ・グリップを試し書きで確かめる手順の図解

試し書きで書いてみたい字

店頭で試す時は、次の字を書いてみると違いが分かりやすくなります。

試し書きの手順
  1. 横画を3本、少し右上がりに引く
  2. ひらがなの「あ」と「の」を書いて、曲線を見る
  3. 漢字の「永」を書いて、止め・はね・払いを見る
  4. 自分の名前を、ふだんの大きさで書く

特に自分の名前は、いちばん書く回数が多い字です。

名前を書いて気持ちよく書けるかどうかで決めても、大きく外れることはありません。

ボールペンが決まったら、次は書き方と練習のしかた

ボールペンが決まったら、いよいよ練習です。

道具を変えるだけで字が整うわけではないので、書き方の決まりごとを知っておくと上達が早くなります。

横画はやや右上がり、字の中心をそろえる、ひらがなは漢字より少し小さめに、といった基本はペン習字の書き方の基本ルールでまとめています。

ボールペンならではの練習法はボールペン習字の練習法で紹介しています。

『どのくらい練習すればいいの?』という方は、1日10〜20分くらいから始めてみてください。

短い時間でも、お手本と見比べながら書くことを続けるほうが、まとめて長く書くより字は変わりやすいんです。

練習の段階ボールペンで意識すること
線の練習止めの位置で一瞬ペンを止める
ひらがな曲線をゆっくりなめらかに書く
漢字へんとつくりのバランスを見る
実用の字名前と住所を枠の中にそろえる

独学で練習を続けていると、どこを直せばいいか分からなくなる時期もありますよね。

字の癖は自分では気づきにくいので、添削のある講座の資料を一度見ておくと、独学を続けるか講座を使うかを判断しやすくなります。

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ペン習字のボールペン選びでよくある相談

知恵袋などでよく見かける、ボールペン選びの相談を取り上げます。

相談1:ペン字に使ういいボールペンを教えてほしい

万年筆やデスクペンではなく、ふだんのボールペンでペン字を練習したいので、向いているものを知りたい、という相談です。

特定の1本を選ぶより、この記事の「太さ・インク・軸」の3つで書き比べるのがおすすめです。

0.5ミリ前後で、止めの位置でしっかり止まるインク、指が自然に収まる軸を目安にしてみてください。

相談2:職場ではボールペンなのに、教室の練習は万年筆。どうしたらいい?

ペン習字の教室では万年筆を使うけれど、職場ではボールペンばかり使うので迷っている、という相談です。

字の形やバランスは、万年筆でもボールペンでも共通です。

ただ書き味が違うので、万年筆で練習した字を、週に何回かボールペンでも書いてみると感覚のズレが小さくなります。

ふだん使う道具で成果を出したいなら、ボールペンで学べる講座や練習帳を選ぶのも1つの方法です。

相談3:ボールペン字とペン習字、どちらを習えばいい?

字はきれいなほうがいいので習いたいけれど、ボールペン字とペン習字のどちらを選べばいいか迷っている、という相談です。

言葉としてはほぼ同じ意味で使われることが多く、違いは主に使う道具です。

ふだんボールペンで書く機会が多いなら、ボールペンで練習するほうが成果を日常に生かしやすくなります。

相談のタイプ考え方
いいボールペンが知りたい太さ・インク・軸で書き比べる
練習と仕事で道具が違う週に何回かボールペンでも書く
ボールペン字かペン習字かふだん使う道具に合わせる

よくある質問

ペン習字のおすすめのボールペンは0.5ミリと0.7ミリのどちらですか?

練習帳や書類の小さな枠に書くなら0.5ミリ前後、ふだんの大きさや宛名なら0.7ミリ前後が目安です。自分が書く字の大きさで試してみてください。

ぺんてるのボールペンでもペン習字はできますか?

できます。ぺんてるやパイロットなどメーカーを問わず、太さ・インク・軸の3つが自分に合っていれば練習に使えます。

100均のボールペンでもペン習字の練習になりますか?

練習になります。店舗や時期で品ぞろえが違うので、試し書きで線がかすれないかを確かめてから選んでみてください。詳しくは100均でペン習字はできる?で紹介しています。

消せるボールペンで練習してもいいですか?

字の形の練習には使えます。ただ書類などの本番では使えない場面もあるので、仕上げはふつうのボールペンで書いて確かめておくと安心です。

ペン習字用のボールペンは何本くらい用意すればいいですか?

最初は1本で十分です。練習してみて、宛名用に太めがほしいなど目的がはっきりしてから買い足すと、道具選びで迷いにくくなります。

まとめ

この記事の要点
  • ペン習字のボールペンは、太さ・インク・軸の3つで選ぶ
  • 太さは0.5〜0.7ミリ前後が目安で、書く字の大きさで決める
  • 練習用と本番用に分けると、求めることがはっきりする
  • 試し書きは横画・ひらがな・自分の名前で確かめる
  • ボールペンが決まったら、書き方の基本と練習のしかたに進む

道具全体の選び方はペン習字のペンの選び方で、ペン習字そのものの基本はペン習字とは?で紹介しています。

ペン習字ガイド

ペン習字ガイド 編集部

大人のペン習字の始め方、ひらがな・漢字・数字の書き方、ボールペン・万年筆・筆ペンの選び方、独学と通信講座での学び方、硬筆書写技能検定までを整理しているペン習字の情報サイトです。 公式サイト

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